~第壱章~ 出会い,青年が部屋から出ようとしたとき部屋の外から話し声がするのが聞こえた。――――――「なぁ、本当にここでいいのか?」 男の声だ。どうやらこの部屋の前にいるらしい。 「あぁ、ここで間違いないはずだ」 さっきの声より重く低い声だ。 「スゥ、あなたちゃんと確認してないの?」 女の声がした。最初の男の名前はスゥというらしい。 「確認したよ。職種は双剣士、名前はフォル・ロギンス」 スゥが答えた。 「・・・とにかく呼びましょう?」 そういうと女は軽く2回ドアをノックした。 「・・・今行く。」 部屋の中から男―――フォル・ロギンスが出てきた。 フォルはそんなに背も高くなく、声も太くない。 しかし、表情は硬い。 「どうかしたの?」 女が不安そうな声で聞いた 「いや」 フォルは呟くように答えた。 「ほら、2人とも置いて行くぞ!」 一番背が高い男が怒鳴るように言った。 「ちょっと待って、レイ!どうしてそんなふうに怒ってるの?」 女は叫び男―――レイを呼び止める。 レイは振り返る。 「怒ってなんかねぇよ!」 「嘘!怒ってるじゃない!」 まるで子どものように言い争っている。 「・・・ねぇ」 二人が痴話喧嘩をしている間にスゥはフォルに話しかけた。 「お互い知り合ったばかりなんだから俺らのことよく分からないと思うから 自己紹介するね。」 「あぁ。」 「俺はスゥ・ケイス。職種は見てのとおりライトガンナー。援護は任せてね。」 「これから頼む。俺はフォル・ロギンス。職種は双剣士。」 (そう、これだけでいい。俺には言えない過去があるから。俺は―――――― ―――――――――――――――――――――――――――――――― どうでしょうか? 今回は少し文が長めですが… コメントしていただければ幸いです。 次回は~第弐章~ 過去そして復讐 を予定していますのでよろしくお願いします。 |